2015年12月26日土曜日

安くて安全で強力な殺菌消毒スプレーの作り方をご紹介

この冬は、インフルエンザ、マイコプラズマ、ノロウイルス、RSウイルスなどウイルスや病原菌が広がるシーズン。台所まわり、風呂場などの細菌やカビも気になるところ。

お店の前などにアルコールスプレーが置いてありますが、自宅から帰ってきた時に外から運んできた病原菌をシャットアウトしたい。

安全で強力な消毒スプレーの作り方を紹介します。手など体に使う場合と、体に使うには危険だが確実な殺菌効果が必要な場合の2つを分けて説明します。
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① 手など体に使う場合

必要なもの
  消毒用エタノール(ドラッグストアで500ml、500円くらい)
  5%ヒビテン液(クロルヘキシジングルコン酸塩)もしくは10%オスバン液(塩化ベンザルコニウム)

アルコールの最終濃度は70%が消毒に適している。ヒビテン液は0.1%を含むようにアルコールで50倍希釈する。オスバン液の場合は、アルコールに200倍希釈する。これを100円ショップで売っているようなスプレー瓶に入れて使うと便利。

どちらも手指以外にも、食べ物以外なら消毒に使える。

アルコールなしで、薄めたヒビテン液もしくはオスバン液はそれだけでもほぼ十分効果があるので、アルコールで手がかぶれる肌の弱い人はアルコールを入れる必要はない。

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② 体に使うには危険だが確実な殺菌効果が必要な場合
必要なもの
    次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターなど) 

細菌の量にもよるが、まな板やトイレまわりの掃除なら、100−200倍希釈(ペットボトルのフタに1杯で5CCなので、2杯を500CCの水に溶かす)。ペットボトルに作って、フタをしっかりしておく。スプレーにはしない。

うちでは、よく風呂場のマットのカビとりにも使っている。ティッシュペーパーでマットの前面を覆って、この消毒液をかけて1時間もおくと、黒カビなどいなくなって、マットがまっさらになる。この方法はまな板にも使える。

次亜塩素酸ナトリウムは消毒剤として、①より強力で、皮膚や目にはったりするとアブないので、スプレーにしてはいけない。霧状になると、微小粒子(エアロゾル)として長い間空気中を飛ぶので、目に入ったりして痛いめにあう。ゴム手袋をはめて直接手に付かないようにして使用する。

①のヒビテンとアルコールの混合液は市販品(ヒビスコール)もあるが、コストは1/10で済
む。よく調べたら、ヒビテンは医薬品なので、薬局では買えるがネットで購入できないらしい。代わりを探したら、唯一、マッキンαがヒビテンと同じクロルヘキシジングルコン酸塩を含んでいた。いずれも、ネットで買う方が安く済む。

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