2015年12月6日日曜日

注意:イノシシの出現が増加中 もし出会ってしまったら

最近、身近でイノシシの目撃情報を聞くことが増えている。近くの畑などでもイノシシに荒らされたとのこと。イノシシの繁殖期は12月−2月ころで、繁殖期の雄は発情した雌を捜して活発に徘徊する。子供が産まれるのは春。

イノシシは夜行性で山の中にいると思うかもしれないが、昼行性で山の低地から平地の間にいる。水場がある所を好む。体を水場で洗ったりする。

雑食性で、イモなど畑になるものなら何でも食べるし、カエルも食べる。住宅地の生ゴミを適当に置いておくとかっこうのエサになってしまう。

猪突猛進というくらいで、こちらに走って来られると逃げるのはむつかしい。ノロマそうに見えても、時速40kmで走ることができるからだ。鼻の横に大きなきばがあり、その高さが太もも当たりにあるので、大腿動脈を切られて失血死することもある。高い所にとりあえず逃げるしかない。

遠くに見えただけなら、たいてい向こうが逃げてくれるはず。目前に現れたら、脅かさないようにそっと後ずさりしながら逃げる。

子供のイノシシを見つけた場合、「うりぼう」というくらいで可愛いかもしれないが近くには必ず親がいるので、近づかないこと。

農家の人はイノシシの侵入を防ぐために電気柵(今年に人が感電して死亡事故がありましたね)で囲うが、人家にまで来させないようにするには、生ゴミなどを外に出さないことが大事。

調べていて知ったのだが、忌避物質としてオオカミの尿成分が市販されている。その名も「ウルフピー」(↓)。イノシシだけでなく、クマ、シカ、サル、野犬、タヌキ、ハクビシン、アライグマなどにも効果があるらしい。ネコが勝手に庭に来て糞をしていくのも防げるという。

イノシシ2

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