2016年5月1日日曜日

「いつもお天道様がみている」という教育

熊本地震の被災地で、被災した家に入って現金や貴金属などを盗んだり、車のETCカードを窃盗する信じられないことが起こったという。

東日本大震災の時は、そのような窃盗が起こらず、また被災者が我先にと食料を奪い合うこともなく長い列を作って待つことができるということで、世界中から日本人が高く評価されたのは、日本人としてうれしい話題だった。

学校教育法が改正し、今年から学校での道徳の授業を強化することになった。それまでも道徳の時間はあった。ただ、「戦前の修身の復活だ」「価値観の押しつけにつながる」と反発する声があったため、多くの場合、道徳の時間は他の教科の授業に使うなどされてきた。

本当は、学校だけでなく家庭が「しつけ」として子供に教えるべきところだが、親自身もできない人が増えているのかもしれない。つい最近の事件のように、子供をプラケースに入れて殺してしまう親もいるのだから。

生命を大切にする心、両親年寄りを敬う心、他人を思いやる心,そして善悪の判断など、人として大事な心を子供のうちにしっかり学ぶ教育が今一番大事なんだと思う。

子供の頃、「いつもどこにいても、お天道様がみている」と何度も聞いた。個人、個性を大事にすることは悪くないが、自分だけがよければよいという個人主義に走りやすい。誰も見ていなくても、「徳」のない行為は恥ずかしいと皆が思えるような社会になってほしい。

そういえば、「お天道様は、すべてお目通しだよ」というのは、寅さんの名セリフでしたね。

「お天道様は、すべてお目通しだよ。」
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