2016年4月29日金曜日

「表面フラッシュ」起毛の部屋着で大やけども

起毛のパジャマや服は肌触りもよく気持ちよいが、特に化繊生地の場合、表面が起毛になっていると、着火しやすく、かつ広がりやすいそうだ。

台所でこんろから火花が飛ぶなどして着火した場合、瞬間的に火が回る「表面フラッシュ」が発生する恐れがあるという。このため、服の表面全体に素早く火がまわってしまう。

ワコールは、「表面フラッシュ」が発生する恐れがあるということで、パジャマ約1万枚を自主回収すると25日に発表している。実際、子会社の従業員が「表面フラッシュ」にあったそうだ。

国民生活センターによると、何らかの原因で人が着ている衣服に火がつく「着衣着火」の事故が毎年何十件も起きている。

パジャマ、トレーナー、フリースなどで起こりやすく、炊事や喫煙の時に着火することが多いそうだ。

最近、日本アパレル産業協会では、フラッシュ現象への事故防止策として「ガスレンジやストーブの炎に近づくと、表面の毛羽に着火することがあります。ご注意下さい。」などの文言を表示するよう呼びかけている。

着火しやすい起毛の生地の場合、火元から20cmでも着火する。特に子供の場合、パニックになりやすいので、火元に近づけないようにするのがよい。

今回のワコールの自主回収対象は「ウンナナクール」の商品名のパジャマ5品目(↓)。2014年10月〜今年3月にかけて、子会社の直営店や大手の通販サイトなどで販売したもの。

問い合わせは、ワコールお客様センター特別窓口、フリーダイヤル0120・056023。



ワコール
ワコールの自主回収対象品「ウンナナクール」

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