あれだけ輝いていた北島康介も、先日のオリンピック選考会の平泳ぎ100mも200mも不本意な結果になってしまった。TVの前で応援に力が入ったが、残念ながら次世代が追い超してきた感はあった。
北島康介が五輪に初出場した2000年シドニー大会では100メートル4位。続く04年アテネ、08年北京大会では100メートル、200メートルの平泳ぎ2冠を果たした。男子平泳ぎで史上初の五輪2大会連続2冠は、国民栄誉賞に値する。
流行語大賞になった「チョー気持ちいい」や「なんも言えねえ」など気持ちをストレートに表現するところが皆に愛されるのだと思う。
12年ロンドン五輪では個人種目のメダルを逃したが、メドレーリレーで銀を獲得。4大会で金4、銀1、銅2の計7個を手にしている。
引退インタビューで、「チョー気持ちいい」は涙をこらえるための言葉だったそうだ。映像を見てみると、涙目になっているのが分かる。今回の選考会の後のインタビューでも、目に涙を浮かべていた。
「結果は結果なので受け止める。最後まで自分の攻めのレースができた。悔しいが、晴れ晴れしい、やり切った気持ちでいっぱい」と。周りから見てもやり切った感が感じられ、ご苦労様とねぎらいたい。
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