2016年4月23日土曜日

熊本地震後ACジャパンのCMが増えた理由

熊本の大地震発生のあと、テレビCMにACジャパンのCMがいくつも出てきたことにお気づきでしょうか?

これは、地震のためにCMを控えている企業がいるから。たとえば、ビールのCMやパチンコのCMなど。

たしかに、「クリアアサヒが家で冷えてる、心ウキウキワクワク」を、地震報道の間のCMで流すのはマズイ。

また、電気もなしで避難生活になった人のことを考えると、電気をムダにする遊戯のパチンコの宣伝はやはりマズイ。

食べ物、車などのCMも同じ理由で自粛している。自粛によって空いたCMの時間を受けるピンチヒッターがACジャパンのCMというわけだ。

ACジャパンは、もとは「公共広告機構」といい、公共広告によって国民の公共意識を高めることを目的に活動している民間の団体。メディアや広告会社ら約1000社が会員になっている。公共マナーなどを啓発するCMを多数制作している。

思い出してみれば、東日本大震災後の数週間、震災報道以外のTV番組がすべてなくなり、ACジャパンのCMだけが流れた。

今回の震災では、それほど大規模なCM自粛ではないが、繰り返しのACジャパンのCMは東日本大震災の沈鬱な記憶を思い出してしまう。もう少しイメージの異なるCMにしていただけないかしら。


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