2016年11月9日水曜日

「痛いの痛いの飛んでゆけ」の効能

子供のころ、頭をぶつけたなどで痛そうにしている時、お母さんから手でさすってもらいながら「痛いの痛いの飛んでゆけ」と言われたことはないでしょうか?

注射器などの医療器具メーカー、ニプロの最近のテレビのCMで、日本語で「痛いの痛いの飛んでゆけ」のシーンがあったあと、外国でも同じような表現が紹介されていた。

英語では、「pain pain go away」ということらしい。日本語、そのまんまですね。 どちらかが輸入したのか、別個に同じような表現に行き着いたのかは不明。

英語では、「kiss it and make it well」というのもあって、痛いところにキスしながら、「すぐよくなるワヨ」という感じ。日本語に訳すと、やはり「痛いの痛いの飛んでゆけ」。

実は、科学的にも「痛いの痛いの飛んでゆけ」という「おまじない」は有効であることが分かっている。これを言われた子供は痛みが実際に減じるという。

さらに、痛いところを手でさすってもらうと、もっと痛みを和らげる効果がある。どちらも、ホルモンであるオキシトシンという愛情ホルモンが、脳下垂体後葉から分泌され、末梢組織で働く。その結果、痛みや恐怖心が除かれる。

「痛いの痛いの飛んでゆけ」と言いながら手でさするのが、まさに「手当て」なわけですね。

広島ブログ

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