2016年11月11日金曜日

今さら聞けない:ワンセグ放送って? スマホで受信料要る?

最近の若い人はテレビを見ないそうで、スマホを使ってネットでニュースなどの情報を得
たり、ワンセグ放送でテレビ番組を見ているそうだ。

ワンセグ放送でも普通にテレビ番組がみられる。普通のテレビでは、チャンネル1つの周波数帯域が13のセグメントに分かれた構造となっている。一方、ワンセグ放送は、モバイル端末の小さなモニター用に画質を落として1セグメントだけでデータを送っている。

ワンセグメントなので、「ワンセグ」というわけ。

もう少し前に、NHKがスマホでワンセグ放送を見る場合、受信料を徴収するというニュースがあった。

テレビの受信料はそもそも法律で規定されていて、放送法には、「NHKの放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、受信契約を結ばなければならない」とある。

この法律では、受信料はNHKを見るかどうかではなく、テレビなどの受信設備を設置しているかどうかによる。

ワンセグ放送受信できるスマホや携帯が受信設備に当たるかどうか、実は、さいたま地裁の2016年の判決で、携帯は放送法が規定する受信設備の「設置」に当たらない、「携帯」だということで、支払い義務はないとの判断を示していた。

ところが、国会で、高市総務相は「義務あり」と説明した。最近は自宅にテレビを置かず、通勤電車などでワンセグ機能付き携帯電話を使ってテレビを楽しんでいる人は少なくない。そういった人が、NHKに受信料を支払う義務があるのかないのか、案外むつかしい。

受信契約は世帯ごとなどで、世帯主などが受信料を収めていれば、ワンセグを利用してスマートフォンなどでテレビを見ても受信料はかからない。

NHKは裁判を控訴するので、最終的に結審されるまで待たないといけないが、NHKという公共放送を国民がどう考えるのかが問題。

ところで、自宅にテレビは置いていないが、ワンセグ付き携帯電話を持っている人はどれくらいいるのだろうか?

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