スーパーで売られているシイタケは、ふつう「菌床栽培」して育てられている。おがくずと米ぬかを混ぜてビンにつめたものを栄養として育てる。
一方、昔から行なわれている原木栽培は、自然と同じように、切り出した木に植え付け育てる。菌床栽培は、年中収穫できるが、原木栽培は野外で自然の季節に従うので収穫時期が限られる。
しかし、原木栽培したシイタケは、菌床栽培と違って段違いで肉厚で美味しくなる。たぶん人工栽培では何かしら栄養が足らないのかもしれない。
ジュンテンドーで、原木(コナラ)を2本買ってきた。種駒(シイタケの白い菌糸がついている直径1cm、長さ2.5 cm の木製のダボ)も買った。
原木にドリルで穴をたくさんあけて、種駒を埋め込んだ。(ジュンテンドーには、種駒をすでに埋めた原木も売っているが、値段がはる)
その後、原木をビニールの袋に入れ、水を入れて1晩置く。これで、菌糸が活性化される。
その後は、日陰の風とおしのよい所に立てておく。これで、2年後から収穫できるはず。(気長な話。。)
今までで、うまく行かなかった時は、他の菌が増えたのか、シイタケが出ず、そのまま朽ちてしまった。今回はできるだけ、原木が土などの雑菌にできるだけ触らないようにした。
ところで、種駒による原木栽培を発明したのは、森 喜作という農学者で、この発明で森産業株式会社を作っている。購入した種駒は、この会社のもの。
中に入っている種駒。白いのが菌糸がついたダボ。
ドリルで穴を開ける(9.5ミリ直径、深さ30ミリ)
菌糸つきダボをドリル穴に木槌で打ち込む。
長いビニール袋に原木を入れ、水を入れる。これで、1日処理。
翌日出してきて、日陰に立てかける。