2017年1月7日土曜日

こんなに変わってきた「おでん」の由来が面白い

昨日に続けて、「おでん」の話です。「おでん」という料理の由来が案外面白いです。

「おでん」の言葉のルーツは、室町時代にさかのぼる。豊作を祈願して、笛や太鼓を鳴らして舞い歌う舞楽の中に、長い棒に足を載せる横棒があるホッピングに似たものに乗って飛び跳ねる「田楽舞」とういうのがあった。

当時の料理で、長方形に切った豆腐を串に刺し、味噌を塗って火にあぶったものが、「田楽舞」の棒に似ていたので、「田楽」と呼ばれた。

江戸時代になって、田楽はあぶらずに醤油で煮込みにしたものになった。名前から「楽」がなくなり「お」をつけて「おでん」となったそうだ。江戸時代のおでんの具は、こんにゃく、はんぺん、大根などで、現在の形になっていた。

ところで、関西では「おでん」とは言わないで「関東(かんと)だき」という。

江戸時代までの文化の中心は関西だったので、関西では「おでん」は味噌を塗った「田楽」のことをさす。江戸風の「おでん」ができて、関西にも広がったが、名前は関東から来たということで、今でも「関東だき」と呼ばれている。

おでんは地方ごとで、だいぶ違うみたいで、コンビニでも地方ごとで出汁や具が変わってくるらしい。東日本は濃い口醤油に対して、西日本は薄口。出汁も昆布、アゴ、八丁味噌、豚こつなど、いろいろ。

美味しい料理だからこそ地方ごとでアレンジされているのかもしれない。

最近知ったのですが、「広島ソースおでん」というのがあるそうです。お好みソース味だそうです。同じくらいインパクトがあるのは、「カレーおでん」。案外美味しいかも。


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