11月末に,ユネスコによって,「男鹿のナマハゲ」など8県の10行事で構成される「来訪神 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録するが決まった。
「来訪神」というのは、神に扮した住民が家々を巡り、災厄を払う民俗行事で,日本各地に残っている。少子高齢化と過疎化で継承が難しくなっていたが,今回無形文化遺産に認められた。
無形文化遺産には,日本では今まで能楽,浄瑠璃,歌舞伎,神楽などが登録されている。
実は,「来訪神」としては「甑島(こしきじま)のトシドン」(鹿児島)が単独で登録されていた。今回は,これに追加する形で,以下の「来訪神」9行事が追加された。
「吉浜(よしはま)のスネカ」(岩手県)
「薩摩硫黄島のメンドン」(鹿児島県)
「男鹿(おが)のナマハゲ」(秋田県)
「米川(よねかわ)の水かぶり」(宮城県)
「遊佐(ゆざ)の小正月行事」(山形県)
「能登のアマメハギ」(石川県)
「見島(みしま)のカセドリ」(佐賀県)
「悪石島(あくせきじま)のボゼ」(鹿児島県)