2015年1月14日水曜日

アルツハイマー病検査の待望の新技術:血液検査で

認知症の55%はアルツハイマー病が原因とされる。高齢化人口の増加にともない、アルツハイマー病患者数は年々増えており、200万人を越えている。

先月、アルツハイマー病を発症する前に、原因物質「アミロイドベータ」が脳内に蓄積しているかを数滴の血液で判定する方法を、国立長寿医療研究センターや島津製作所の研究チームが発見した。

ノーベル化学賞を受けた、島津製作所の田中耕一さんの分子の重さを測定する技術を応用しているという。

アルツハイマー病の名前は、最初の症例報告を行ったドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーに由来している。進行性の認知症で、記憶障害などでだんだん生活に支障がでてくる。重症になると摂食や着替え、意思疎通などもできなくなり最終的には寝たきりになる。

抜本的な治療はないが、進行性なだけに、早期に発見できれば、進行を遅らせることもできるので、今回のような検査が待ち望まれていた。

アルツハイマー病を予防する有効なものとしては、魚(EPA・DHAなどの脂肪酸)の摂取、野菜果物(ビタミンE・ビタミンC・βカロテンなど)の摂取、赤ワイン(ポリフェノール)の摂取などが知られている。


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