2015年1月12日月曜日

血液型のO型は本当はゼロ型 O型の人は何処から来たか?

血液型A,Bは分かるが、なぜ次がOなのかしら?O型の人の起源は?そんなトリビアの話。

血液型と性格の関係はまったくないことがすでに証明されているにもかかわらず、ちまたに血液型の診断がいっぱいある。信じているのは日本人と韓国、台湾人だけで、それ以外の外国人から見れば、不思議に見えるらしい。

血液型分類法は、日本だけでなく世界的にもABO式が使われている。型違いの血液を混ぜると凝集や溶血が起きるため、輸血の観点から分類された。凝集が起こるのは、赤血球の表面にある抗原物質が関与する。
血球に含まれる抗原物質によって、赤血球の表面にAの抗原を持つたタイプがA型、Bの抗原を持つのがB型、どちらも持ってるのがAB型である。

どちらの抗原も持たないのは、実は0型(ゼロ型)と呼んでいた。ところが、いつの間にかO型(オー型)になってしまった。

O型は抗原を持たないので、A型の人にも、B型の人にも問題なく輸血できる。

日本人の血液型はA型が最も多く39%、次にO型29%、B型22%、AB型10%の順。世界ではO型が最も多く、原始人類はO型だったといわれている。

日本では、まず3万年前にO型の旧モンゴロイドが南方から日本に来た。その後、B型の新モンゴロイドが樺太・北海道から来る。5千年前には、稲作の技術とともに南中国からA型の人が北九州方面から入ってきたと考えられている。そしてこれらの混血で産まれたのが、AB型。

というわけで、福岡県から広島県では、A型の人が日本人の平均よりさらに多いという。


採血






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