2015年1月17日土曜日

ダイオウイカをスルメに

深海にいるはずのダイオウイカの捕獲が、一昨年から続いている。海流変化説や大地震前ぶれ説もあったが、どうも以前から漁師に捕獲されていたが、売り物にならないのですぐに捨てられていたのが本当のところかもしれない。

富山湾で昨秋水揚げされた長さ約6.3メートル、重さ約130キロのダイオウイカが、スルメに加工され、富山県射水市の観光施設「新湊きっときと市場」(HPはココ)に展示された。

ダイオウイカは、時間が経つと塩化アンモニウムによるえぐみや苦みが強く、食用に適さない。廃棄される予定だったが、新鮮ということもあり、胴体をさいて約三十キロの内臓を除去。

塩を胴体にまぶしながら、たわしで丁寧に皮をはいだ。通常の5倍の1週間かけて乾燥させ、重さは当初の20分の1の6キロ余りになったという。これは、一般的な真イカスルメ約100枚分の大きさ。

今月中は毎日、午前9時から午後5時まで展示されるという。スルメにすれば味も変わって美味しくなるかも。1月末まで展示した後、県に食品衛生検査を依頼し、問題がなければ試食会を開くという。

スルメではないが、ダイオウイカの標本は山口県萩博物館でも見れる。


ダイウオイカスルメ

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