富山湾で昨秋水揚げされた長さ約6.3メートル、重さ約130キロのダイオウイカが、スルメに加工され、富山県射水市の観光施設「新湊きっときと市場」(HPはココ)に展示された。
ダイオウイカは、時間が経つと塩化アンモニウムによるえぐみや苦みが強く、食用に適さない。廃棄される予定だったが、新鮮ということもあり、胴体をさいて約三十キロの内臓を除去。
塩を胴体にまぶしながら、たわしで丁寧に皮をはいだ。通常の5倍の1週間かけて乾燥させ、重さは当初の20分の1の6キロ余りになったという。これは、一般的な真イカスルメ約100枚分の大きさ。
今月中は毎日、午前9時から午後5時まで展示されるという。スルメにすれば味も変わって美味しくなるかも。1月末まで展示した後、県に食品衛生検査を依頼し、問題がなければ試食会を開くという。
スルメではないが、ダイオウイカの標本は山口県萩博物館でも見れる。