2015年1月7日水曜日

低周波騒音:お隣にエコキュート設置でトラブルに

エコキュートというのは、安い深夜電力を使って、お湯を作るエコ装置。エコキュートによる低周波騒音による健康被害が問題になっている。特にお隣がエコキュートを設置して、文句も言えないまま深刻な健康被害になってしまった例も続出している。

エコキュートは主に電力会社が売っていて、今まで450万台販売されている。コンプレッサーで大気の熱を汲み上げ、給湯するヒートポンプシステムだが、エコ装置として人気の商品。しかし、低周波騒音を出してしまう。

低周波音というのは、周波数100 Hz(ヘルツ:1秒間に100回の振動)以下の音のこと。20 Hz以下(超低周波音と呼ばれる)になると、まったく聞こえなくなる。どのくらいのHzから聞こえないようになるか、はり付けたムービーでチェックできる(↓)。

試してみたが、PCの音量を最大にして、90Hzはなんとかブーンという音が聞こえるが、それより低いとまったく聞こえなかった。(関連記事ですが、高周波音側について、面白い記事は以前のBlogココ

ただし、このような低周波音でも、エネルギーが大きいと振動などとして感知できる。

長期間、低周波音にさらされていると、頭痛、イライラ、不眠、肩こり、動悸、耳鳴り、しびれ、だるさ、微熱、食欲不振などの不定愁訴がおこる。

隣のお家に設置されたエコキュートの「ビーン」という低い音で不眠に悩まされるようになって、文句も言えないまま深刻な健康被害になってしまって、結果訴訟になるなども起こっている。

低周波騒音は、エコキュートだけでなく、エネファーム、エコジョーズでも起こっているようで、設置の場合には、隣人と十分相談し、業者にも防音対策をしながら設置するようにするしかない。


ecokyuto




















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