淀川長治は、テレビ朝日の映画番組「日曜洋画劇場」の解説者を約32年務めた。独特の優しく、説得力のある口調で、映画の裏側や役者についても教えてくれた。そして番組最後は「さよなら、さよなら、さよなら」と名文句で閉じた。
今回、動画配信サービスHuluのテレビCM(↓)で、CGとともに、約420分に及ぶ淀川さんの音声データをつなぎ合わせ、あの独特の語りを再現した。
制作されたCMは、「淀川長治 登場篇」「淀川長治 ミュージカル篇」「淀川長治 家族団らん篇」「淀川長治 CG篇」「淀川長治 バック・トゥ・ザ・フューチャー篇」の5本。
どのバージョンにも『E.T.』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジュラシック・パーク』など名作映画のワンシーンが使用されており、生前の表情や動作の特徴を捉えたCGと共に、映画の素晴らしさを再確認できる映像になっている。
個人的には、CGをもっときれいにして、本人があたかもいるようにもできたと思うのだが、あの世から来て解説しているというイメージをCMに出したかったのかしら。
どちらにしても、懐かしい声を聞かせてもらって、ありがとう。
CM, YouTubeから