開発したのは、レイコップ社。光線(レイ)でダニを弱らせて吸い取り、布団を見守る警察(コップ)、というのが名前の由来。
HPの説明を読むと、天日干しより高い効率でハウスダストやダニを布団から取り除けるという。
基本は掃除機だが、掃除機を布団に当てると、吸引力が強すぎ布団が吸い付いてしまう。レイコップは、吸引力を布団で行なうように調整されており、本体の重量も軽めなので、操作性がよい。
たたきの効果もあり、内部のダニもたたき出し集める。紫外線がダニを弱らせ、殺菌効果もあるという。
今や、国民の3割が何らかのアレルギー症状を持っていると言われていているが、アレルギー原因のトップは「ダニ」。ダニは、死がいやフンもアレルギーの原因となる。
機密性の高い西洋建築様式、生活スタイルの西洋化などにより、室内のダニの数が3倍に増えたという報告もある。現代の日本は、非常にダニの生育しやすい環境になっている。
この辺の事情にハマったのがレイコップなのかもしれない。布団を干すというのが重労働のお年寄りにとっては、福音かもしれない。
ダニは紫外線でどこまで死ぬのか分からないが、レイコップに布団を熱するような効果を加えるともっとよいかもしれない。布団乾燥機で50度くらいにすればダニは確実に死ぬので、それをレイコップで吸引すれば完璧だと思う。