2014年4月7日月曜日

動物園でキリン殺処分 その理由とは?

デンマークのコペンハーゲン動物園が2月に、殺処分したキリンを来園者の前で解体したうえ、その死骸を餌としてライオンに与えた。世界の動物愛好家からは激しい怒りの声が上がっている。

殺処分の理由は、欧州動物園水族館協会の規則で、近親交配を避けるためという。同動物園の1歳半のキリン(名前がマリウス)の殺処分を決定した後、フェイスブックには「マリウスを救え」と題されたページが立ち上げられるなど、世界各国で2万7000人あまりがマリウスの助命を求めるオンライン嘆願書に署名した。

しかし結果的に、マリウスは銃を使って安楽死された。死骸を調べて大きさを測り、解体する様子は一般に公開し、大勢の観客が集まったという。解体されたマリウスの死骸は、衆人監視のなかでライオンに食べられた。

同動物園では同じ目的で、年間20~30頭のヤギやアンテロープなどを処分しているという。最近もライオンを4頭殺処分された。解体の様子を一般公開したことについては、同園は、「われわれには観客を啓発する役割もある」とのこと。

日本では考えられないことで、他の動物園に移すという考えもあろうが、世界の動物園事情はそれほどよくない。実は、日本は動物園数でいうと、世界2位で162園もある。1位はアメリカで209園、一方、デンマークは14園しかない。日本は、その国土面積あたりになおすと、世界一の動物園大国である。

きりん
(参考:AFP)