2014年4月1日火曜日

人気のウコン 本当に体によいか?

「ウコンの力」を含め、ウコンを含む健康食品がよく売れているという。ウコンの成分が、肝機能を増進するということで、二日酔いの抑止効果があるかのようなCMもあり、年末年始に特に多く販売されたそうだ。ところが、ウコンは副作用の方が大きい。

ウコン(鬱金)は、ショウガ科ウコン属の多年草で、その名前は「鮮やかな黄色」という意味で、昔から香辛料、着色料、生薬として用いられる。カレー粉の黄色(秋ウコン、ターメリック)もウコン。ただし、健康食品として使われている(春ウコン)のとは、種類が違っている。

ウコンは、その根茎が利用される。沖縄県ではウコンを煎じたものを飲料としており、黄色の「うっちん茶」として発売されている。

ウコンの黄色の色素成分は、「クルクミン」で、ポリフェノールの仲間。たくわんやからしの黄色もクルクミンで着色されたもの。ポリフェノールは、抗酸化作用がある。ウコンの精油成分として、ターメロン(胆汁分泌促進)、シネオール(胆汁・胃液の分泌の促進)があり、これらにより、肝機能を増進するという話になっている。

そのため、コンビニや居酒屋にも置いてあるので、二日酔いの抑止効果があると信じて、飲んだ人も多いだろう。CMでは、絶大な効果がありそうにみえる。

ところが、厚生労働省のデータによると、健康食品が原因として疑われる肝障害患者のうち、ウコンを含む食品による場合が約30%と最も多かった。

カレーやたくわんを毎日食べても、そのレベルの摂取量では大丈夫だが、ウコン健康食品や飲料の場合、多量にウコン成分が含まれているので(ウコン50%増量とか)、体によいと信じて毎日飲み続けると、肝機能障害を起こすことが報告されている。特に、肝臓に問題のある人や妊娠している人はウコンを含む飲料や錠剤は避ける必要がある。

「ウコンの力」のCMをよく見ると、最後に小さな字で「1日1本を目安にお飲みください」とある。


人気のウコン 本当に体によいか?