2014年3月31日月曜日

モクレンで南北の方向が分かる

梅の花が終わって、ハクモクレン(白木蓮)も終わりかけ。突然春になった。隣の家の桜がまさに満開。自宅のシモクレン(紫木蓮)はこれから。モクレンは、「コンパスプラント」とも呼ばれ、南北の方角を知ることができる。「方向指標植物」とも呼ばれる。

モクレンのつぼみをよく見ると、尖った先がどれも北の方角を指してる。これは、よく光が当たるつぼみの南側の付け根付近の組織が、北側の組織よりもよく成長し、結果として先端が北を向くためらしい。

同じモクレン科のコブシ,シデコブシ,タムシバも早春のつぼみは、北の方角を向く。モクレン科ではないが、ネコヤナギも,先端が北の方角を向くことが知られている。

以前のブログで、犬は南北どちらか向いて用を足す(東西ではなく)と書いた。これは、生物が地磁気に反応できることを示している。モクレンのつぼみが、もしかして地磁気を認識しているのなら、モクレンを南半球に持っていったら、いったいどちらを向くのかしら?日光の当たる側だけで決まっているなら、南を向くし、地磁気ならやっぱり北ですね。

モクレン

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