豊漁の理由は不明だが、昨年の夏が暑く、かつ冬が寒かったことで、海流が変化したと解説する人が多い。冷たい水層にあたって、動けなくなり、海流に乗って上層に上がってきたと考えられる。
実は、ウナギだけではない。今年に入って日本でダイオウイカの捕獲が相次いでいる。ダイオウイカは、全長20mにもなる巨大イカで、北欧伝説のクラーケンのモデルといわれている。ダイオウイカは、深海に棲んでいるので、過去には台風で打ち上げられたり、死んだものだけでほとんど情報がなかった。
ところが、今年に入って鳥取、富山、新潟、兵庫など日本海側で、生きたまま網にかかっている。たった水深40mにしかけた網でかかっている。実はさらに他の深海魚、リュウグウノツカイなども捕獲されている。
海流変化説以外に、地震の前兆説を唱える人もいるが、真相は分かっていない。いずれにせよ、夏には、高くてなかなか食べられなかったウナギがやっと食べれると思うと、今から待ち遠しい。