2014年3月2日日曜日

ほうれん草栽培 成功のコツ

もう何年も家庭菜園を続けているが、うまくいかないものの1つがほうれん草。それがついに成功した。自分で作った野菜を食べるのは、無農薬だし、その育つ過程も見れて、買ったものとは違う格別のものがある。

ほうれん草は、中央アジアのコーカサス地方原産。カロテン含量は、ブロッコリーの4倍、キャベツの170倍。鉄分は、ブロッコリーの2倍、キャベツの9倍。ビタミンCは、キャベツの1.5倍、ダイコンの4倍。体によい野菜の代表。

ほうれん草の植付時期は、春植えは2月下旬~5月中旬、収穫は4月中旬~6月下旬。秋・冬植えは9月中旬~11月下旬、収穫は10月初旬~2月終わりごろ。生育適温は15~20℃で、低温にはかなり強い。冬場のほうれん草は、凍結しないように糖分を蓄えるので、甘みと柔らかさが増して、美味しい。

さて、今まで何度もほうれん草を種から植えるのだが、発芽して、双葉、本葉が出てきてしばらくすると、色が少し茶色になって、カラカラに乾燥したようになる。そうなると、それ以降もう育たない。ほうれん草は、酸性に弱い(野菜にあう土壌pHを参照)ので苦土石灰で中和してから、というのは知っていたので、本などに書いてある量だけ苦土石灰を入れていた。

しかし、いつも失敗。そこで、昨年土壌酸度計を買って、pHを計ってみた。計ってみてびっくり、土壌は長年の栽培使用と酸性雨のためか、pHは5.0付近。苦土石灰を入れても、実際にpHはたいして変化しない。そこで、消石灰を大量に入れて、pH6.5にまで上げた。

結果、今年になって、ほうれん草は元気に育ち、特に冬を乗り越えたほうれん草は、柔らかく甘みもあり美味しいものになった。

他にいくつかの注意。

種まき後は1週間ほどで発芽するが、発芽してすぐのほうれん草は茎が細くて弱いので、強い雨に直接当たると折れてしいやすい。酸性雨の雨はそれでなくとも問題。透明ピニールの屋根をつけて、同時に低温対策する。高温期に育てる時は、遮光性のあるネットを掛けて光と熱を調整する。

ほうれん草は、厭地といって、連作が出来ない野菜なので、2年間は同じ場所に植え付けできない。

詳細な育て方は、参照したココへ。





広島ブログ