昨日18日が、お彼岸の入りで、お彼岸は24日まで。あんこが嫌いという若い人が増えているというが、お彼岸はやっぱりおはぎ。ところで、おはぎとぼたもち、どう違うのかしら?
ぼたもち(牡丹餅)とおはぎ(御萩)と漢字で書くとわかるように、春のものを「ぼたもち」、秋のものを「おはぎ」とよぶ。「ぼたもち」は牡丹の季節に食べるもので、あずきの粒を牡丹の花に似せて見立てている。一方、「おはぎ」は、萩の季節に食べるもので、あずきの粒をその季節に咲く萩にに見立てたもの。
他にも、ぼたもちとおはぎの違いを説明する説がある。例えば、
もち米を主とするものが「ぼたもち」、うるち米を主とするものが「おはぎ」であるとする説
こしあんを使ったものが「ぼたもち」、つぶあんを使ったものが「おはぎ」とする説
完全にもちの状態までついたものが「ぼたもち」、ついた米の粒が残っているものが「おはぎ」とする説
などなど。
仏教では、彼岸は、彼の岸として悟りの境地のこと。現世は此岸である。彼岸中は仏道修行に励み、先祖を祭り慰めるために、ぼたもちやおはぎをお供えしてきたのが歴史だそうだ。