同作品は19世紀の米国で、自由の身だった黒人ミュージシャンが誘拐され、奴隷として12年間暮らした実話を描いている。
9部門にノミネートされた「それでも夜は明ける」は作品賞のほかに、助演女優賞と脚色賞を獲得。最多10部門にノミネートされたアルフォンソ・キュアロン監督の「ゼロ・グラビティ」は監督賞など最多7部門を制した。同じく10部門で候補にあがっていたデビッド・ラッセル監督の「アメリカン・ハッスル」は無冠に終わった。
主演男優賞は「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー、主演女優賞は「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットがそれぞれ獲得した。
長編アニメ賞の候補にあがっていた宮崎駿監督の「風立ちぬ」は受賞を逃した。日本関連では、短編アニメ賞候補の森田修平監督の「九十九(つくも)」、ニューヨーク在住の日本人芸術家、篠原有司男・乃り子夫妻を追った長編ドキュメンタリー賞候補の「キューティー&ボクサー」(ザッカリー・ハインザーリング監督)も選に漏れた。
(日経新聞参照)
歴代のアカデミー賞は、ココを参照。下のムービーは、「それでも夜は明ける」の予告編。