先日のblogでマスコミ批判をしておきながら書くのもなんだが、STAP細胞問題に対する反応の男女差が面白い。
小保方晴子・理化学研究所ユニットリーダーは、9日釈明会見を開き、自分の未熟で、論文の体裁にミスがあったことを涙ながらに謝罪する一方、STAP細胞は間違いなく存在し、200回以上作成に成功しているなどと述べた。(詳細はココ)
全国20~60代の男女各100人を対象にインターネットアンケートを行った結果で、「小保方氏の言葉を信用できる」という人が109人、「できない」が91人で、支持派が過半数を獲得した。性別で見てみると、男性は「できる」59人、女性は51人で、男性のほうがより小保方氏の言葉を信じてる結果となった。(JCAST参照)他のアンケート結果でも、同じ結果だった。
ネットで、感想を調べてみると、
支持派は、
「ウソをつくような人に見えない」
「思いが伝わってきた」
「内容はわからないが、涙を出して訴えていて、信じたい」
「嘘をついているつもりは無いと思う」
「一生懸命やっているんじゃないか」(男性)
「理化学研究所と個人で戦っている姿をみると、応援したい」
非支持派は、
「200回も成功してるなら証拠の画像くらい出せるはず、信じれない」
「釈明しなければいけないのはSTAP細胞の存在の有無ではない」
「まず実験データを改ざんして論文に載せたことをきちんと認め謝罪しないと」
「改ざんは科学者としてあってはならない」
「未熟ゆえのミス?悪意が無いからいい?そんな甘い言い訳が通ると思ってるのか」
「わたしもリケジョだが、論文の改ざんやるのは信じられないし、信用できない」
「最初に見たときから信用できないと思った」(女性)
興味深いのは、同性の女性の方が「信用できない」といっていること。直感的に信用できないと分かるのかもしれない。男性は、あの会見の涙や眼差しで「信じたい」となるようだ。
小保方氏は、若干30歳で、年収800−1000万円、研究費1000万、人件費1000万円(研究支援者に支払う)という税金をを使っいる。これは、理化学研究所という所が潤沢な資金があるから。科学者としては、どうみてもおかしく不正と言われてもしかたがないことをしたが、本人は、それはミスともいい、また未熟のため不正とは知らなかったとも言っている。たぶん本当だと思う。
もう終わりにした方がよいと思うが、まだこの騒動は続くように思う。