2014年4月24日木曜日

沖ノ鳥島 どこ? 沖ノ鳥島事故 行方不明者が

先月30日、日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)の桟橋工事現場で、作業員16人が海に投げ出され6人が死亡、1人が行方不明となっていた事故で、行方不明者の探索が継続されていたが、今回ついに現場付近の海底で遺体として見つかった。これで、この事故による行方不明者は全員見つかった。

沖ノ鳥島は、小笠原諸島の一部として東京都小笠原村に属し、東京から南に1,740kmの距離にあり、サンゴ礁でできた島(写真、地図↓)。

沖ノ鳥島周辺の海底にはマンガン、コバルト、リチウム、ニッケルなど豊富な海底資源が眠るとされていて、国交省によると1160億円相当の利益が出ると見ている。

亡くなった作業員らが従事していたのは、この海底資源調査の拠点となる桟橋などの港湾施設工事だった。洋上での作業は変わりやすい気象に左右され、当日は、最大6メートルの波があったという。

事故は30日朝に発生。台船を沈めて海上に浮かべた桟橋を、別の2隻の船がワイヤで引っ張って運ぼうとした際、桟橋がひっくり返り乗っていた作業員16人が海に投げ出された。

実は、海底資源探索よりもっと重要な意図が、この国家プロジェクトの施設工事にはある。沖ノ鳥島は、沖縄とグアムを結んだほぼ中間に位置し、米軍そして日本にとって中国の西太平洋進出を牽制する戦略上の要衝になっているからだ。

沖ノ鳥島が日本の領土であることで、日本の排他的経済水域(EEZ)がこの地域で大きく広がっている。それだけ大事なので、島は満潮時にほとんど海の下になるが、浸食を守るためコンクリートなどで固めて保護している。

中国は、沖ノ鳥が島ではなく岩だと主張していて、島周辺のEEZを認めておらず、日本の了解なしに海洋調査や海軍艦隊による大規模演習を繰り返している。状況は尖閣列島と同じ。今回の工事は、国益を守る最前線にとっても重要だった。

沖ノ鳥島