昨年末から深海魚が相次いで上がったり、捕獲されたりしてる。世界的にも珍しい巨大サメの「メガマウス」が14日静岡市の沖合の定置網にかかった。
このメガマウスは、体長4.4メートルのメスで、14日朝、静岡市清水区由比の沖合1キロの深さ50メートルほどの海中に仕掛けられた定置網にかかった。
メガマウス (Megamouth Shark)は、ネズミザメ目メガマウス科に属する大型サメ。深海に生息し、発見例は、これまでで60例という珍種。1976年にハワイ沖の海底ケーブルに絡まっていた雄個体が発見されたのが最初。
名前のとおり、口が巨大、しかし歯は小さく、ヒゲクジラのようにプランクトンを濾過して飲み込む構造になっている。ちなみに、さらに巨大なジンベイザメもプランクトンを常食にしている。
今回の捕獲は、2011年の三重県尾鷲沖での捕獲以来。昨年末から珍しい深海魚が相次いで上がっていて、富山湾で「ユキフリソデウオ」、「ナガユメタチモドキ」、神奈川県・江の島沖で「ユウレイイカ」、山口県萩市沖、福井県小浜、島根県松江市沖合で「サケガシラ」、「リュウグウノツカイ」、新潟県佐渡市、富山県、島根県松江市沖、東京湾で「ダイオウイカ」などなど。