山口市内にはいくつも温泉があるが、規模は湯田温泉が最も大きい。湯田温泉街が家の近くということもあり、入ることができる温泉の外湯にはだいたい入ったことがあるが、山水園は一番料金が高いということもあって、今まで敬遠してきた。今回、正月ということで初挑戦してみた。
その前に、湯田温泉の簡単紹介。湯田温泉は 「白狐の湯」といわれる。その昔、傷ついた白狐が毎夜権現山山麓のお寺の池に来て浸かり、傷を治していたという。これが温泉発見「白狐伝説」の由来。
権現山というのは、湯田温泉街から北に少し離れたところにある。山水園は湯田温泉街から離れ一軒であり、まさに言い伝えの権現山の麓に位置する。
山水園の外湯「翠山の湯」は、料金がおとな1600円と他の外湯と比べお高いので敬遠してきた。最近、回数券(10回分1万円)があることを知り、それなら1回1000円になり許せる範囲。(他にも、ランチとセットにして無料で外湯に入れる方法もある)
入り口から入ると、休憩室にからガラス越しに落ち着いた竹林が見える。受付でお金を支払うと、バスタオル、タオルとロッカーの鍵をもらう。温泉は室内が2カ所、外に露天風呂1カ所。露天風呂は源泉のままの掛け流し。ちょうど雪がまわりに積もっていて、雪見しながらの温泉は最高だった。
湯田温泉と泉源は異なるが、泉質は無色透明、アルカリ性単純硫黄泉ということで同じ泉質のようだ。ただ、イオウの匂いはしなかった。体を石けんで洗った後だと、特に肌がヌルっとし、風呂上がりしっとりした感じになる。
温泉は全体に少し小さいので、人が少ない時に来るのがよいかも。今日はどんどん人が来てのんびり感がなかった。
今年は、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で山口県が舞台になるので、湯田温泉も賑わうことでしょう。
【データ】
山水園 翠山の湯
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、ぢ疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病
泉質アルカリ性単純硫黄温泉
料金
大人 1,600円
シルバー(満70歳以上) 1,300円
こども(小学生以下) 800円
(山水園に宿泊の方は入浴料無料)
営業時間:10:00~22:00(入館は21:00まで)
定休日:毎月最終火曜日(原則として)
場所
〒753-0078 山口市緑町4番60号
TEL:083-922-0560
FAX 083-921-0600
山水園のHP (ココ)
勝手な評価:★★★☆☆
翠山の湯の入り口