ユーグレナが作るエネルギーは、油。光合成によって二酸化炭素を固定して、油脂(オイル)分を作り出す。ユーグレナオイルは、ジェット燃料に適しているという。
ユーグレナオイルのような、バイオエネルギーは、石油などの化石燃料と違って資源が枯渇する心配がない。
またユーグレナオイルを燃やして二酸化炭素を出しても、光合成でまた二酸化炭素をオイルに変えるので、収支として大気中に二酸化炭素を増やすことにはならない、というわけで、再生可能なエネルギーといえる。
ユーグレナオイルの現状は、1ℓあたり600円~800程度のコストで、まだまだ化石燃料のコストにかなわないが、さらに多量生産する技術が確立されれば、日本は産油国になることができるかも。
世界的には、米国で他の藻を使って、オイルを取り出す研究が実用段階に入っている。日本の技術にエールを送りたい。