2014年5月13日火曜日

3Dプリンターで殺傷能力のある拳銃 大変

予想できたことだったかもしれないが、ついに3Dプリンターで拳銃が自作され、それも殺傷能力があることが証明された。

3Dプリンターで自作した銃2丁を所持していたとして、神奈川、兵庫の両県警は8日、湘南工科大職員の居村佳知容疑者を銃刀法違反の疑いで逮捕した。居村容疑者は「警察が銃と認めたのであれば仕方がない」などと話し、容疑を認めているという。

設計図をダウンロードして、3Dプリンターで拳銃を作ったという。プラスチック製であるが、実弾を入れると、殺傷能力があって、厚さ2・5ミリのベニヤ板11~15枚を貫通したという。

居村容疑者は、自作した銃を撃つ様子や設計図をインターネットの動画サイトに投稿し、「銃を持つ権利は基本的人権だ」などと書き込んでいた。県警は1月、この動画を見つけ、捜査を進めていたという。容疑者は、モデルガンの延長で考えていたといい、「違法とは思っていなかった」という。確かに、見せしめ的逮捕であるところは否めない。

3Dプリンターについては、組み立て式の外国製品をネット上から約10万円で購入して、拳銃を作るのに使っていた。問題なのは、設計図さえあればだれでも拳銃が作れる点。

作ることを法規制できるとは思う。しかし、コピー機で偽札を作るのを法規制できるが、実際にコピーする人がいたとしても見つからないし、この場合はすぐに偽札であることが分かってしまう。しかし、拳銃は使った時点で大変なことになる。

すでに3Dプリンタは、金属製のものも作れるタイプも安く出始めていて、さらに応用が広がっている。

3Dプリンタは、コンピューターの発明ぐらいすごい発明と以前に書いた(ココ)が、こんな社会にマイナスのこともできることが分かってしまった。今後も、想像できないようなことが出てくるに違いない。


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