2014年5月4日日曜日

バナナで人種差別抗議に世界が共鳴 私たちはみな猿だ

「人種差別反対、私たちはみんな猿だ」(Say No to Racism, We are all monkeys)。29日、世界各国のサッカースターが, リレーでソーシャルネットワークサービスで訴えた。

前日、スペインプロサッカーリーグ、バルセロナのダニエウ・アウベスがコーナーキックをしようとした時、敵チームのビジャレアルのファンがアウベスに向けてバナナを投げた。バナナを投げる行為は猿の鳴き声とともに欧州サッカー場でよく見られる有色人種侮蔑行為。

バナナは、猿が食べるものということで、差別によく使われる。

これに対するアウベスのやった行為が賞賛された。アウベスは、怒り出したりすることなく、毅然とバナナを拾い皮をむいて食べた。そして、すぐにコーナーキック。バルセロナは3-2と逆転勝ちし、アウベスは鋭いパスで2つのオウンゴールを誘う活躍を見せた。

試合後、アウベスは「誰がバナナを投げたのかは知らないが、感謝する。より多くのクロスができるように私にエネルギーを与えてくれた」と語った。

この行為を賞賛して、サッカーのスターたちはSNSで、バナナを持って「私たちはみんな猿だ」と訴え始め、どんどんリレーのように広がっていった。

下の写真は、ブラジル代表のFWのネイマールで、自身がバナナ、息子がバナナのぬいぐるみを持って撮った写真で、「私たちはみんな猿」というコメントとともに掲載した。

ネイマール


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