2014年5月24日土曜日

「私はサイコパス」と片山被告、その顛末

パソコンの遠隔操作事件で、これまで無罪を主張してきた片山祐輔被告が一転して「私が真犯人で、一連の事件はすべて自分の犯行だ」と認めた。

片山容疑者は、2012年、遠隔操作ウィルスに感染させた愛知県内の男性のPCを遠隔操作し、「2ちゃんねる」上に「コミケで大量殺人する」などと書き込んだ。

また、警察にメールを遠隔操作で送り、猫の首輪に遠隔操作プログラムなどが入ったSDメモリーカードを仕込み、警察関係者を挑発するなどしていた。

捜査本部は、防犯監視カメラに猫の首輪にSDメモリーカードを仕込む姿を見つけ、犯人は片山容疑者であると特定した。

片山容疑者は、逮捕されたが一貫して無実を主張。第3者がPCを操って、犯人に仕立てられたと主張した。裁判中、自分が真犯人と主張するメールが報道機関などに送られ、真犯人が他にいることになり、事件は急転直下した。

その後、片山容疑者は、保釈保証金1千万円を納付して保釈された。しかし、その後、メールを出した携帯電話を東京の荒川河川敷に埋める様子を警視庁の捜査員に目撃されてしまい、観念して、自分が真犯人であると、今までの主張を翻しこの事件は一件落着した。

片山被告は、「真犯人はサイコパスだと思う」と話していた。サイコパスとは、反社会的人格を持つ精神病質のこと。

冷酷、無慈悲、罪悪感も後悔の念もなく、他人のことを考えないで社会の規範を犯す異常人格者である。先天的な原因があるとされている。

映画「羊たちの沈黙」「ハンニバル」のハンニバル・レクター博士がサイコパスの典型。

片山被告


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