2014年5月23日金曜日

風呂に入るとトイレに行きたくなる理由

「テルマエ・ロマエ」の映画は、日本だけでなく海外でも人気とのこと。このはちゃめちゃなストーリーがよい。さて、銭湯や温泉で、トイレは脱衣場に必ずある。風呂に入るとトイレに行きたくなるのには理由があり、それで脱衣前の入り口でなく、脱衣して裸になる所にある。

湯船につかると、体は思った以上に圧力を受ける。肩まで湯の中につかる場合、60cm程度の水深になる。その時、足では、水60 g/平方センチの水圧がかかることになる。中間の深さのお腹の部分で30g/平方センチ。

これに、体の表面積をかけると、体全体にかかる水圧が計算できる。体の表面積は、身長と体重から計算できる(体表面計算機はココ)。身長、170cm、体重60kgだと、1.7平方m(17000平方cm)。これに、水圧30 g/平方センチをかけると、5100000g、すなわち510kgの圧力がかかっている。

風呂につかると、この圧力は体内の臓器にもかかる。膀胱にもこの圧力がかかり、結果尿意をもよおすことになる。プールに入る場合でも同じ。それで、プールの脱衣所にもトイレが必ずある。

大人の場合、前もってトイレに行くことが多いので、それほど感じないかもしれないが、子供の場合、お風呂やプールに入ると排尿したくなる。

心臓や呼吸器系が悪い人は肩まで風呂につかるのは危険な場合がある。半身浴にしておけば、圧力は半分になる。逆に、健全な人にとっては、風呂に入ったりでたりすることで、心肺機能を上げる効果がある。

テルマエロマエ






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