2014年11月11日火曜日

最近よく見る道路の赤茶色舗装の意味

うちの近くの国道で毎夜毎夜工事が行なわれていて、何をやっているのかと見てみると、道路の一部に赤茶色の塗装がされている。どのような目的で塗装しているのかしら。

塗装されているのは、交差点に入る直前の部分。全部が塗装されているのではなく、2、3カ所に離れている。

調べてみると、2つほど「らしい」目的があった。

1つは、道路の色を変えることで、運転者に交差点があることを注意喚起し、注意して進入するよう促せること。

2つめは、タイヤの摩擦を高め、車の制動性能を上げる。

道路の舗装には、カラーだけでなく、様々な機能が付加されてきている。例えば、

遮熱性舗装:真夏など路面温度の上昇を抑える
排水性舗装:雨天時の走行安全性を改善し、ハイドルプレーン現象を抑制する
騒音低減化舗装:吸音効果がある素材を使っていて、騒音の低減化ができる
凍結抑制舗装:ゴムチップと塩化物が添加された舗装で、凍結を抑制できる

ちょっと感心したのは、電波吸収舗装。高速道路のゲートなどにあるETCの周辺で使用する。ETCは車に搭載してノンストップで高速料金を支払うシステム。5.8GHz帯のマイクロ波を利用しているが、道路面などに多重反射することで通信エラーを起こしやすい。これが低減できる舗装。


カラー塗装


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