2014年11月27日木曜日

抜けた歯を捨ててはいけない:保存して将来にそなえる

親知らずや、子供の場合抜けた乳歯など、捨てる時代はもう終わっている。抜いた、もしくは抜けた歯をちゃんと保存しておけば、将来折れたり、歯周病などでダメになった時に、移植することができる。30年後でも50年後でもだいじょうぶ。

まだ認められていないが、自分の兄弟、子や孫などにもあげることができるようになるかもしれない。

抜いた歯には、歯の根についている歯根膜という組織があって、この細胞は、抜いた後しばらく置くと死ぬので、ちゃんとした所で保存してもらわないといけない。昔に抜けたのを記念に置いてあっても使えない。

抜けた歯をすぐに歯医者に持っていけない場合、牛乳に入れておくと、約6時間歯根膜を生かしておくことができる。

ネオ製薬から出ているティースキーパーという専門の保存液だと、24時間歯根膜を生かしておくことができる。

専門の歯医者では、歯をマイナス196度の液体窒素の中で保存する。この冷凍保存では、半永久に細胞が保存できる。そして必要なときに解凍して、移植できる。インプラントは、まだまだ技術的に問題があるので、「自分の歯」を使えるメリットは十分ある。

保存してもらうのに、現在は保険は適用されないので、20年間保存で10万円くらいする。将来への保険や自分の子への遺産としては高くはないかもしれない。


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