2014年11月18日火曜日

多くの人が勘違いしている肥満細胞

オバさんどうしの会話。「あの人太っているわね」「子供のころから太っていたそうよ」「肥満は産まれた時に太っていると、大人になってから肥満になるそうよ」「肥満細胞の数は、幼児のころに決まるんだって」

会話ででてくる「肥満細胞」は肥満とは関係ない。肥満細胞はマスト細胞とも呼ばれ、免疫反応などの生体防御機構に重要な役割をしている。アレルギー物質が体内に入ると、肥満細胞が化学物質を分泌し、ヒスタミンを放出し、アレルギー反応を発生させる。

肥満細胞は、その形状が丸く太っているので、この名がついた。

さて、冒頭のオバさんの会話に相当する細胞だが、それは、脂肪細胞のこと。正確には、白色脂肪細胞という。脂肪細胞は脂肪を蓄え、3~4倍にまで大きくなる。

以前は、乳児時期に脂肪細胞が増えてその後は変化しないので、この時期に太っていると、細胞数が増えて将来肥満になりやすくなると考えられていた。

現在では、脂肪細胞の数が増える時期は胎児期、乳児期、思春期にあることが分かっている。胎児期が最も多く脂肪細胞が増える。妊娠中の母親がカロリーを摂りすぎると、胎児の脂肪細胞数が増える。思春期にエネルギー過多の食事を摂っても肥満細胞は増える。

歳をとってから、この脂肪細胞の数が効いてくる。食べなくとも痩せないのは、脂肪細胞がそう簡単には脂肪を減らしてくれないから。


肥満細胞






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