自動車部品メーカーのタカタが製造したエアバッグで相次いで死亡者が出ている。全世界でのリコール台数は1千万台以上に達する。日本でもリコール台数は現時点で200万台を超えている。
タカタのエアバッグの世界シェアは約2割に達し、世界第2位。タカタのエアバッグは、衝突を検知するとガスを一気に発生させて、折りたたまれたエアバッグを瞬時に膨らませる仕組み。
タカタのエアバッグの世界シェアは約2割に達し、世界第2位。タカタのエアバッグは、衝突を検知するとガスを一気に発生させて、折りたたまれたエアバッグを瞬時に膨らませる仕組み。
ところが、湿度の管理が不十分で、薬剤が余分な水分を含んで膨張したり、設計を超えたサイズの薬剤を点検の段階で取り除かなかったため、金属容器ごと破裂させてしまい、金属片が飛び散ることになった。
爆発した金属破片で、本来守るはずの運転者などの命を奪うことになった。
爆発した金属破片で、本来守るはずの運転者などの命を奪うことになった。
問題のエアバッグは、日本の工場ではなく、いずれもメキシコやアメリカの工場で製造されたものだという。死者は、現時点では、米国で5名、マレーシアで1名という。
日本でもリコール台数は現時点で200万台を超えている。対象は00年代前半に生産された車種が多く、国土交通省や各メーカーのウェブサイトなどで確認できる。
トヨタ(カローラ、カローラフィールダー、アルファードGなど)、ホンダ(ストリーム、フィット、CR―V、アコードなど)、日産自動車(キューブ、エクストレイルなど)、マツダ( RX―8、アテンザ)など200万台。
タカタ幹部が米国上院で陳謝