いずれも旧海軍、海上自衛隊に関するもので、呉は現在でも日本の海を守るかなめの1つ。
レストランで、肉じゃががご当地グルメと書いてあったので、注文した。家で食べているものと比べて特別なものではなかったが、後で調べてみて、呉が「肉じゃがの発祥地」と知った。
実は、京都府舞鶴市も「肉じゃが発祥の地」を宣言していて、両市はライバルらしい。面白いのは、入れるジャガイモの種類は違っていて、呉がメークイン、舞鶴が男爵という。
「発祥地」の歴史的根拠は、舞鶴市は東郷平八郎が初めて司令長官として赴任したのが舞鶴鎮守府であり、現存する最古の肉じゃがのレシピが舞鶴鎮守府の艦艇の料理人から舞鶴総監部に寄贈されたとのこと。
一方、呉市では、東郷が舞鶴赴任より10年前に呉鎮守府の参謀長として赴任していて、そのころからあるとしている。
東郷の肉じゃが発祥逸話はこうである。イギリス留学時に食べたビーフシチューの味が忘れられず、ビーフシチューをつくるよう命じた。ビーフシチューを知らなかった料理長が、 デミグラスソースの代わりに醤油と砂糖を用いてつくりあげたのが、『肉じゃが』だった。
一方、呉市では、東郷が舞鶴赴任より10年前に呉鎮守府の参謀長として赴任していて、そのころからあるとしている。
東郷の肉じゃが発祥逸話はこうである。イギリス留学時に食べたビーフシチューの味が忘れられず、ビーフシチューをつくるよう命じた。ビーフシチューを知らなかった料理長が、 デミグラスソースの代わりに醤油と砂糖を用いてつくりあげたのが、『肉じゃが』だった。
牛肉がまだまだ貴重な時代、海軍で大いに人気になったという。
呉には、他にも「海軍カレー」が名物ということで、江田島、第1術科学校の食堂でいただいた。昔祖母が作ってくれたなつかしいカレーだった。