2014年11月8日土曜日

小笠原大量の中国漁船 本当のねらい

小笠原、伊豆諸島周辺海域で、大量の中国漁船が押し寄せている(以前のBlogはココ)。報道では、高価なアカサンゴが狙いとのことだったが、他に本当のねらいがあるのではないだろうか?

燃料代だけでも何百万円もかかるリスクを冒してまでなぜ遠方をやって来るのか、加えてなぜ同時にこのような大量の船団で来たのか?単純にアカサンゴが目的とは思えない。

産経ニュースによると、「大量の漁船団には、軍事訓練を受けた海上民兵が紛れ込んでいて、本当の目的は小笠原諸島から、サイパン、グアムを結ぶ第2列島線を攪乱し、米軍の接近阻止・領域拒否に道筋をつけることを狙っているので警戒を強めるべきだ。」という。

確かに可能性はある。

大量の偽装漁船を使って対象国に揺さぶりをかける手口は、中国の常套手段。中国とベトナムの国境、南シナ海のスプラトリー諸島、パラセル諸島で、中国は大量の漁船団を使って示威行動し、漁船保護を名目に海軍艦艇を派遣し一方的に不法占拠した。

1970年代前半、国連が東シナ海の海底に原油の埋蔵を示唆する報告書を出した直後、突如として尖閣諸島の領有権を主張し始めた中国当局と呼吸を合わせるかのように、100隻もの漁船団が尖閣諸島周辺の領海や五島列島に押し寄せた。この時、島民はいつ占拠されるのかと恐怖した。

今回も小笠原、伊豆諸島周辺の島民は皆気が気ではない。

産経ニュースは続ける、「非難と称して上陸を許せば、それが既成事実化して、事実上、島を乗っ取られることになりかねない」と。

中国のねらいがどうあれ、不法な船団には早く帰っていただくのは当然で、日本の国として毅然とした態度をとらないといけない。


中国漁船団




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