2014年11月24日月曜日

温暖化で海面上昇するのは、北極や南極の氷が溶けるからではない

地球温暖化に伴う海面上昇は、おもに北極や南極の氷が溶けるからと、どこかで習ったが、ちょっと違うらしい。

温暖化の原因は、化石燃料を燃やす人類が出す二酸化炭素などの温暖化ガスとされている。最近は、ウシのゲップやおならに含まれるメタンガスが温暖化ガスとしてもっと問題ということが分かってきている(以前のBlogココ)。

こうした温暖化ガスが、本来なら地球から逃げていく熱をとどめる。太陽からどんどん熱エネルギーが来る一方、放熱が抑えられるので、温度上昇するというわけ。今後100年で、最大6.4度の気温が上昇するという。

気温上昇にともなって、海面上昇も起こっている。海抜の低いツバルという国では、すでに水没した陸地が増えている。このまま海面上昇が進んでいけば、ツバル国自体が海の底になってしまうのも時間の問題という。

さて、冒頭の話に戻るが、温暖化で北極の氷が溶けることでの水位の上昇はほとんど起こらない。試してみるといい、コップに氷を入れて水をふちまで注ぐ。氷が解けても水は溢れない。

南極の海ではなくて、陸地にある氷が溶けて海に流れると影響するがたいしたことはない。では何が原因かというと、温度上昇にともなう海水の体積の上昇。水は温度が上昇すると体積が増えるからだ。

10月の世界の平均気温が1880年の観測開始以降、史上最高を記録したと、今月21日、米海洋大気局が発表した。20世紀全体を通した10月の平均気温を38年連続で上回った。確実に世界の温度は上がっている。




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