2014年11月4日火曜日

指の第一関節が膨れていませんか?それはへバーデン結節

指の第一関節(指の先端から最初の関節)が変形し膨れてコブ(結節)状になるのを、発見者の名にちなんで「ヘバーデン結節」と呼ぶ。ちなみに、第2関節が変形するのは「ブシャール結節」という。骨の変形だけでなく、ガングリオンを合併することもある。

ヘバーデン結節ができると、第1関節の動きが悪くなり、症状が進むと曲げると痛み、手のひらを握るのも難しくなってくる。理由は分からないが、左右の手の同じ指に結節ができやすい。

リウマチも関節が変形するし、痛みを伴うので間違われやすいが、第一関節だけという場合は、ヘバーデン結節の可能性が高い。レントゲンで、リウマチとの区別は容易につく。ヘバーデン結節は骨が増殖するために骨のとげが できているが、リウマチは骨が破壊されている。

ヘバーデン結節の原因は、不明で、一般に40歳代以降の女性に多く発生する。手をよく使う仕事の人になりやすい傾向があるという。

遺伝するかどうかは証明されてはいないが、母や祖母がヘバーデン結節の女性はなりやすいようで、指先に負担をかけないように注意する必要がある。

治療は、痛むときは安静にし、テーピングなどで固定する。指先に過度な負担がかからないようにする。ひどくなると、手術が必要になる。


ヘバーデン結節


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