2014年11月1日土曜日

ペットからうつる注意すべき病気:サルモネラ症

サルモネラ症は、サルモネラ菌の感染により腸炎などを起こす病気。サルモネラ菌は、肉や卵の食中毒の原因菌として知られている。もともと動物が保菌していて、牛、豚、鶏などの家畜で10~30%、イヌやネコで3~10%。

もっと高い保菌率なのが、ペットのハ虫類(ミドリガメ、イグアナ、ヘビ等)。は虫類は輸入されるときに、持っている病気などはほとんどノーチェック。50~90%はサルモネラ菌を持っているという。日本産のものも保菌率は低くない。

アメリカでは、2011年以降、主に乳児を含む子供がカメに触ったことを原因とするサルモネラ症の集団発生が繰り返し発生している。

感染は、菌を経口摂取することにより感染する。感染すると、通常8~48時間で腹痛、下痢、発熱が起こり、重症になると粘血便になる。幼児や免疫力の落ちている人が感染すると重症化し、死亡することもある。

動物は感染しても無症状のことが多く、飼い主に感染させることになる。小さな子供にカメなどを触らせてはいけない。

ペットからうつるのではないが、今年アメリカでペットフードから人への大規模なサルモネラ菌感染があった。ペットフードに菌が入っていたからで、ペットは大丈夫でも、人には感染することになる。

サルモネラ


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