2017年11月22日水曜日

幸せを呼ぶ姫ダルマ 竹田、岡城址を巡って


今月最初のころ、紅葉真っ盛りの阿蘇の根子(ねこ)岳に登ってきたのですが、途中大分県の竹田市にも行ってきました。

竹田市は、瀧廉太郎の「荒城の月」で有名な岡城址がある。JR豊肥本線の豊後竹田駅前には、昭和の街並みが残る。

「姫ダルマ」というのを街のあちこちで見かけた。女性の「ダルマ」は珍しい。愛らしいお姫様の白塗りのお顔になっている(↓)。

「姫ダルマ」の起源になる女性モデルがいた。江戸時代、岡藩に仕えていた貧しい下級武士雑賀勘左衛門の妻「綾女」。

貧しさのために、夫と姑と争いが絶えず、ある冬の夜にとうとう追い出されてしまった。復縁を願い一晩中雪の中に立ったところ倒れてしまった。夫と姑は綾女を見つけて熱心に介抱した。それ以来、綾女は夫と姑に尽くし夫も昇進し家庭円満になったという物語。

綾女を模して作られた「姫ダルマ」は、良縁や家庭円満になるということで、物語と一緒に大事にされてきている。

竹田市で、正月の未明に家々に「姫ダルマ」を配って回る風習「投げ込み」があるそうだ。

ところで、「姫ダルマ」は愛媛松山にもあって、「道後の姫だるま」といわれている。こちらは、神功皇后が道後温泉で懐妊されたことを記念して、作られたのが由来と言われている。

駅から少し離れているが、岡城址にも出かけた。


竹田駅の改札のところにあった「姫ダルマ」。
















お店にいっぱい「姫ダルマ」が。

















岡城址の入場券は巻物になっていました。


















岡城址。
















瀧廉太郎の像。

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