2017年11月15日水曜日

豆腐はやっぱり腐りやすい?


豆腐は「腐」という漢字が入っているくらいなので、やっぱり元々腐りやすいのかしら。

大豆を水で十分膨らませ砕いて絞った豆乳に、ニガリを入れると豆腐ができる。大豆はタンパク質を多量に含んでいて栄養満点なので、細菌の繁殖はどうしても早くなる。

豆腐には、細菌やカビの繁殖を防ぐ保存料のようなものは入っていないのは良いことなのですが、足も早くなる。

豆腐の賞味期限は一般的に5日前後。販売されている豆腐によっては、消費期限を書いているものもあり、この場合長くなる。

ご存知のように、賞味期限は食べて美味しい期間で、消費期限は食べても大丈夫な期間。消費期間しか書いていない場合、消費期限を過ぎて食べるのはちょっと危ない。

豆腐は時間が経って細菌が増えてくると、酸っぱい臭いがしている、パックが膨張する、
色が黄色くなっている、表面がねばついている、などの変化が出てくるので、そうなったら食べないこと。

熱を入れたら大丈夫かというと、細菌によっては熱耐性の毒素を出すので(黄色ブドウ球菌のように)止めた方がよい。

台湾や中国には、「臭豆腐」という糞便にちかい本当に臭い「豆腐」がある。実は、豆腐が腐っているのではなく、野菜の発酵液に漬けて作る。台湾の夜市などでは、串に刺して揚げたものが売っている。

最初の話に戻るが、実は、豆腐の「腐」は腐るという意味はなく、「集める」とか「固める」という意味で、「豆乳を固めたもの」をさしている。ちなみに、中国では「乳腐」はヨーグルトのことになる。

最後に、賞味期限10ヶ月という驚異の豆腐を見つけました。それも森永乳業が作っているという宅配専用豆腐。こうなると、災害などの緊急時用に保存食として使えるかも。





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