餌として、植物の根、昆虫、カエルなどを食べる。越冬地では、水田の刈跡でイネの二番穂を採食する。ツルの監視所には、ナベヅルの写真やリアルタイムでツルの様子を映し出すモニターをがある。ツルを見てから、帰りに呼鶴温泉に寄っていくとよい。ラジウム温泉で気持ちよい。
実は、ナベヅルをたくさん見たいなら、鹿児島県出水市。ここも国の特別天然記念物に指定されている。ナベヅルの世界の生息数はおよそ1万羽と推定されていて、全体の90%近くが鹿児島県出水市で冬を越す。出水ツル渡来地では小麦やイワシなども給餌されている。八代の渡来数は、1940年(昭和15年)に350羽を記録して以来、徐々に減少し、今は10羽程度。出水から怪我をしたツルをもらって、飛来数の増加を図っている。