2013年12月24日火曜日

浴室のピンク汚れ 対策とコツ


浴室やシンクの端でピンク色のヌメリのある汚れを見たことはないだろうか? 赤カビとか、赤シミ、最近はCMでピンク汚れとか呼ばれるもの。

ピンク汚れはカビではない。酵母のなかま、ロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)、俗名赤色酵母で、増殖が速く、湿気ていると発生しやすい。皮脂などのよごれを栄養にしている。この酵母は、パン酵母と同じように親となる酵母から子供の酵母が突起のように出てきて(出芽)、増殖する。細胞内にカロテノイドを含むので、赤ないしピンク色になる。

酵母は、カビのような菌糸はなく、材質の目地の中などに入り込むことはないので、こするだけで落ちる。しかし、菌自体が残っているため、すぐにまた発生してしまう。人について病気を起こすことはないが、アレルギーの原因になるらしい。

対策としては、菌の数を増やさないことが重要。ピンク汚れが発生しやすい場所をこまめに掃除して、乾燥状態を保つことが大切。ピンク汚れの駆除には市販のカビ取り剤でだいじょうぶ。CMしているのは、「バスマジックリン 泡立ちスプレー 除菌消臭プラス」(↓)。使ったモップ、スポンジなども同時に除菌して乾燥させておくこと。

関連記事(浴槽が青くなる 対策とコツ




広島ブログ