2013年12月7日土曜日

アイソンすい星は「ちり」に

先月末、肉眼で見られるのではないかと期待され、世紀の天体ショーになると思われていたアイソンすい星は、結局、太陽から離れるにつれて明るさが弱まった。NASAによると、太陽に最も近づいた際、「ばらばらに壊れて蒸発した」とのこと。天文ファンらが待ち望んだ観測ツアーやインターネット中継は不発に終わった。

アイソンすい星は、2012年9月21日にロシア、キスロヴォツク天文台 のヴィタリー・ネフスキー (Vitaly Nevsky) とアルチョム・ノヴィチョノク (Artem Novichonok) によって発見された。名前は発見者が所属しているチーム、国際科学光学ネットワーク (International Scientific Optical Network, ISON) に因む。アイソンすい星は、オールトのすい星雲から数百万年かけてやってきた放物線軌道の新すい星で地球に最接近するはずであった。残念。













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