感染が確認されたのはインドネシア国籍の36歳の家政婦の女性で、先月17日に、香港に隣接する中国南部の広東省深センの市場で生きたニワトリを購入し、自分で調理して食べ、香港に戻ったあと、せきなどの症状が出て入院していたという。現在、女性と接触のあった個人200人以上も、医学的監視下に置かれ、抗インフルエンザ薬「タミフル」の投与を受けている。
H7N9型の鳥インフルエンザウイルスの人への感染は、中国本土や台湾で今年に入って141人(45人の死亡含む)になるが、香港で確認されたのはこれが初めて。当局は、「現時点で、H7N9型ウイルスがヒトからヒトへ感染したことを示す証拠はなく、集団感染リスクは低い」と述べた。日本にも上陸する可能性がさらに高まった。