2013年12月29日日曜日

怖いマイクロスリープ 自覚ない居眠り

続けて、睡眠ネタです。

マイクロスリープ(Microsleep)とは、数秒から数十秒という短い時間の眠りのこと。極度な睡眠不足、精神的疲労などが原因で、意思と関係なく、そして予兆なく、突然マイクロスリープが起こり意識がなくなる。車などの運転中に起こると非常に危険である。

普通の短い時間の居眠りでも意識はなくなるわけで、マイクロスリープはどこが違うかというと、一般的な居眠りでは眼を閉じて身体や頭が揺れるのに対し、マイクロスリープは眼を開けたまま、何か行っている動作も継続した状態で脳が瞬間的に睡眠状態に入る。極度な睡眠不足で、脳がマイクロスリープの間にリフレッシュするようである。

野鳥のアマツバメは、繁殖以外では空を飛び続けている。夜間にレーダーを使ってアマツバメを追跡すると、何度も急降下することが分かった。このときに瞬間的に眠って、地上に落ちる前に目覚めているという。このとき、マイクロスリープで睡眠をとっているという。

睡眠をとらないと、ヒトを含め動物は死に至るといわれている。脳は夜間のように決まった時間でリフレッシュするだけでなく、このようなマイクロスリープでもリフレッシュしているらしい。 

ときどき24時間眠らずに起きている人間がテレビなどで紹介される。たしかに彼はベッドで横になることはないが、話しかけても反応しないときがあるという。そのときに、本人はマイクロスリープの状態に入り、睡眠不足を補っていたと考えられている。



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