台湾の台北発、金門島行きのトランスアジア航空の旅客機が、台北中心部の空港を離陸した直後、6km先の川に墜落した。乗客のうち31人は金門島から船で中国に戻る予定の中国人だった。日本人乗客はいなかった。
旅客機は離陸しておよそ2分後に、乗組員から空港の管制官に、「エンジンが故障した」などと緊急事態を知らせたあと、連絡が途絶えたという。墜落した機体はひっくり返り、下半分が川面から出ている状態になっていた。
映像をみると、前を走っている黄色の車に旅客機の羽根が接触し、車は大破するも煙を出しながら走っている。旅客機は道路の壁にぶつかりながら、右手すぐ下にある川に落ちて煙を上げる。他の映像で知ったが、黄色の車は大破していたが中の人は無事だったそうだ。
このドライブレコーダーをつけていたドライバーは目の前の光景をウソだろと思って恐怖を感じる時間もなかっただろう。旅客機が墜落した場所はビルが過密にある場所で、たぶんパイロットは最後の判断で川を選んだと思う。
この旅客機ATR-72は昨年も墜落事故を起こしているという。エンジンの故障が原因と考えられているが、厳重な調査を望みたい。
ムービーです